流行り曲を聴いても、めったに耳が向かないヘンコ人のぼくが、
このバンドにはどうして一発でもってかれたんだろうなぁ?
前回紹介した After All... を含む1stアルバム「Emmerdale」を出したのが、
94年。その後数年間で、Carnival、lovefool といったPOPなナンバーを
英米でヒットさせて、世界で知られるバンドになっていったんだそう。
作成したのが「Long Gone Before Daylight」というアルバムです。
これがまた、味わい深くていい盤なんです。では1曲。
The Cardigans - For What It's Worth (youtube)
デビューした頃のかわいい甘い表情も残したニーナのボーカルが、
なんといってもカーディガンズの魅力の一番の部分でしょう。
けれども彼女の歌声の美しさというのは、ソロシンガーのそれとは
少し違って、あくまでもバンドの中でこそ映えるように感じるんです。
それはカーディガンズが昔からずっと、バンドとして曲を作ってきたこと
(デビューまでは共同生活をしてデモテープを作ってたそうです)、
それゆえの、バンドサウンドとしての楽曲の秀逸さに、ニーナの歌が
完全に溶け込んでいるからだと、ぼくは思います。
素直で飾らないドラム・ベース・ギター・キーボード・ボーカル、
でもちょっとお洒落でちょっとかっこいい曲の雰囲気は
今日もとなり町の小さなバーでライブをしてくれているかのような
親近感にあふれてる。
きっとその、すぐ近くにいてくれるような人懐っこいバンド感に、
ぼくは引き寄せられたんですね。
「Long Gone Before Daylight」の中からもう1曲。
昨年のサマソニでもラストにやってくれた、大好きなナンバーを。
The Cardigans - Communication
「Communication はバラードだけど、僕らは最初からこの曲を
アルバムの1曲目に持ってくるつもりだったんだ。
多分その理由はこれが、僕らが長い休みの後で久しぶりに
書いた最初の曲だったからだと思う。」
(「THE CARDIGANS BEST OF」の曲紹介より)
カーディガンズはほんとに好きなので、また書こうと思います。
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