2013年2月3日日曜日

John Mayer ~ ひとりがキライじゃない?


街はずれの、少し静かな通りを歩いているときに聴きたくなる。
聴くと、とっても心地よくなれる。
ジョン・メイヤーwiki には、そういう曲がたくさんあります。

ギタリスト新御三家の一人と評されている彼ですが、
ブルースをルーツにしつつも、ひつこさがなく、
シンプルで、静かに胸に響く曲を書いてくれます。
ギターの名プレーヤーとしてより以上に、
すばらしいソングライターだと思います。

まずは、01年のデビューアルバム「Room For Squares」から、
アコースティックなナンバーを。

John Mayer - Not Myself

声もいいですよね。

東日本大震災の直後、スカパーの音楽チャンネルM-ONでは
「We believe in Music」という 特別番組がはじまり、
いろんなアーティストの、ぐっとくるミュージックビデオを集めて、
ジャンル分けもしないまま流してくれました。
普段は邦楽のほうが多いチャンネルですが、このときは
古い作品も含めて、洋楽のいい曲が数多くかかっていたように
思います。
ぼくは、その放送の中で聴いたこの曲で、はじめて
ジョンに出会いました。06年のアルバム「Continuum」より。

John Mayer - Waiting On The World To Change

自由に自分らしく活動するストリート・アーティストたちの映像に、
レゲエ風味ののんびりしたジョンの歌声がよく合ってますね。
ボールをつないだようなシンプルなペイントアートを描いて
いるのは、グラフィティ・アート界のレジェンドと呼ばれている
Futuraさんだそうです。

歌もギターもうまくて素敵な曲をつくって、しかも超イケメンで
そりゃあモテるでしょう(笑)。
というわけで、プライベートな交友の話題も常ににぎやかな
ジョンですが、素の彼は、実は、ひとりでいることがまんざら
キライでもないんじゃないかな?と、ぼくは想像しています。

ひとりでいる時間を大切に感じながら、でも漠然と人恋しい。
ジョンの歌に含まれている、そういう「切なさ」の部分に、
とても共感しますね。

ラストは、09年のアルバム「Battle Studies」から、
このバラードをお聴きください。

John Mayer - Edge Of Desire

2013年1月26日土曜日

The Cardigans ~ すぐ近くにいてくれそうな

カーディガンズwiki のことをもう少ししゃべろうとおもいます。

流行り曲を聴いても、めったに耳が向かないヘンコ人のぼくが、
このバンドにはどうして一発でもってかれたんだろうなぁ?

前回紹介した After All... を含む1stアルバム「Emmerdale」を出したのが、
94年。その後数年間で、Carnival、lovefool といったPOPなナンバーを
英米でヒットさせて、世界で知られるバンドになっていったんだそう。

99年ごろからいったん活動休止になってしまうんですが、03年に復活して
作成したのが「Long Gone Before Daylight」というアルバムです。
これがまた、味わい深くていい盤なんです。では1曲。

The Cardigans - For What It's Worth (youtube)

すっかりロックシンガーらしくなった枯らし声の芯の強さの中に、
デビューした頃のかわいい甘い表情も残したニーナのボーカルが、
なんといってもカーディガンズの魅力の一番の部分でしょう。
けれども彼女の歌声の美しさというのは、ソロシンガーのそれとは
少し違って、あくまでもバンドの中でこそ映えるように感じるんです。
それはカーディガンズが昔からずっと、バンドとして曲を作ってきたこと
(デビューまでは共同生活をしてデモテープを作ってたそうです)、
それゆえの、バンドサウンドとしての楽曲の秀逸さに、ニーナの歌が
完全に溶け込んでいるからだと、ぼくは思います。

素直で飾らないドラム・ベース・ギター・キーボード・ボーカル、
でもちょっとお洒落でちょっとかっこいい曲の雰囲気は
今日もとなり町の小さなバーでライブをしてくれているかのような
親近感にあふれてる。
きっとその、すぐ近くにいてくれるような人懐っこいバンド感に、
ぼくは引き寄せられたんですね。

「Long Gone Before Daylight」の中からもう1曲。
昨年のサマソニでもラストにやってくれた、大好きなナンバーを。

The Cardigans - Communication

「Communication はバラードだけど、僕らは最初からこの曲を
アルバムの1曲目に持ってくるつもりだったんだ。
多分その理由はこれが、僕らが長い休みの後で久しぶりに
書いた最初の曲だったからだと思う。」
(「THE CARDIGANS BEST OF」の曲紹介より)

カーディガンズはほんとに好きなので、また書こうと思います。

2013年1月20日日曜日

はじめまして。


とりあえず、1曲お聴きください(笑)。

The Cardigans - After All...


Perfumeが以前、CMだけで披露した lovefool という曲があって、
そのオリジナル曲のバンドが「カーディガンズ」という名前だと
知ったのは、わずか3年前のことでした。
そしてCDを聴いたのは、さらにその1年後です。
22曲入りのベストアルバムの中には lovefool や Carnival とともに
この After All... や Daddy's Car、Losers、Higher、
Communication、Don't Blame Your Daughter といった
素敵な曲たちが散りばめられていました。
1回聴き終わらないうちに、もう大好きになってました。

いつの頃からか、好きな曲、好きなアーティストが見つからなくなって、
たまにヒットチャートとか聴いてもピンとこないし。。
で、知らず知らずのうちに、探すのをあきらめてしまってたんですね。
カーディガンズが90年代の知る人ぞ知るバンドで、日本でも人気が
あったとwikiに書いてあるのを読んで、そのことに気が付いたんです。

世界には今も昔も、ぼくが大好きになってしまうような音楽が、
きっとまだたくさんあるはず。でもそれに出会うためには、
がんばってアンテナ伸ばして、探さなきゃだめですよね。

てなわけで、ぼくのお気に入りの曲・アーティストとその馴れ初めとか
を、古い・新しいを問わず、ジャンルや洋楽・邦楽にも捉われずに
ご紹介していこうと思います。
底が浅いので、ゆっくりな更新になると思いますが、
たまにでも、のぞいていいただければ、うれしいです ^ ^。

読まれた方で、もしご存知ないアーティストや曲があって、
このブログがきっかけで聴いてみたり、お気に入りになって
いただけたりしたら、ものすごくシアワセです。
逆にみなさんから、ぼくが今まで知らなかった「いい曲」を
教えていただけたら、それこそほんとうにうれしいです。
よろしくお願いします。

ちなみに、単純に原曲を紹介するだけじゃなくて、
ちょっと違うこともやってみようと考えています。
近いうちにご紹介しますね。